静岡県 経済産業部 産業革新局 産業イノベーション推進課 ご担当者様にお話をお聞きしました。
寄附先事業の概要について
駿河湾や浜名湖など世界に誇る静岡の海の「美しさ」「豊かさ」を未来に引き継いでいくため、2022年3月に「静岡県美しく豊かな海保全基金」を創設しました。2022年から2025年の4年間で合計2億円(予定)を用いて、静岡県における海洋環境の保全や水産資源の回復に資する取組みについて、①民間団体の活動支援、②実践活動の強化、③研究開発の3本柱で推進します。
寄附先事業における取組みの成果や
今後見込まれる効果等について
2022年度は、以下に取り組みました。
①民間団体の活動支援
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- 静岡の海をフィールドとして、保全活動等に取り組む団体への助成
ごみ拾い活動団体、アカウミガメ産卵環境を保護・調査する団体、浜名湖の環境保全団体等
- 静岡の海をフィールドとして、保全活動等に取り組む団体への助成
ごみ拾い活動団体
②実践活動の強化
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- 「美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会」による、海洋環境保全等の取組みや啓発を実施
海藻サガラメの藻場回復の活動支援、ダイバーによる海中清掃活動の支援、ゴミ拾いアプリ「ピリカ」の導入、静岡の海の美しさについて啓発するフォトコンテスト、小冊子の配布、HPやツイッターによる情報発信
- 「美しく豊かな静岡の海を未来につなぐ会」による、海洋環境保全等の取組みや啓発を実施
ダイバーによる海中清掃活動の支援
©PADIアジア・パシフィック・ジャパン
③研究開発
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- キンメダイ、サクラエビ等の水産資源回復に向けた調査、研究開発への支援
研究開発
今後も上記を含む様々な活動に支援を行うことで、静岡県の海洋資源の保全や水産資源の回復に取り組んでいきます。
寄附先事業が貢献するSDGsのゴール名と、
各ゴールへの貢献の詳細について
- 目標14.海の豊かさを守ろう
- 海洋産業の振興と海洋環境の保全の世界的な拠点形成を目指し、広範な海洋環境関連産業分野をターゲットに、新たな価値の創造、課題解決を目指します。
ご担当者様の声
富士山を望む静岡の海は、世界に誇るべき美しさと豊かさを有しています。「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟し日本一深い湾である駿河湾、「ユネスコ世界ジオパーク」に認定された伊豆半島に面する相模湾、日本有数の長大な砂浜海岸が特徴的な遠州灘、舘山寺や弁天島などの景勝地に恵まれた浜名湖。これら静岡の海を未来の世代へと引き継いでいくためには多くの人々・企業・団体による連携と協働が必要です。皆様の御支援をお願い致します。
掲載日:2023年8月3日