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京都銀行における
地方創生の取り組みについてお聞かせください土井 伸宏氏(以下土井) 京都銀行では、従来から「地域社会の繁栄に奉仕する」という経営理念に基づいた企業活動を行ってまいりました。2022年3月末には、経営理念のより一層高いレベルでの実践として「サステナビリティ経営方針」を制定し、その重点テーマの一つに「地域経済の活性化」を掲げております。
コンサルティング機能を通じた、地域のお客さまの創業・経営安定・成長発展の支援や、地方公共団体や外部支援機関などとのさまざまなパートナーシップを活用した活気溢れるまちづくりなどを通じて、地域の活性化に取り組んでおります。
地域の社会的課題や環境問題の解決に取り組むことにより長期持続的な企業価値向上に努め、地域社会の持続的発展に貢献してまいります。 -
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野村アセットマネジメントにおける
地方創生の取り組みについてお聞かせください小池 広靖(以下小池) 当社が取り組む「志」プロジェクトを通じ、資産運用と地方創生の両立を目指し、京都銀行さまをはじめとした、各地域の金融機関でESG運用戦略を用いた投資信託の一つである「グローバルESGバランスファンド (愛称)ブルー・アース」をお取り扱いいただいています。
お客さまに当社の投資信託をご購入いただき、当社はその資金で投資信託を通じて企業などに投資します。そして企業に対しては株主として、エンゲージメントと言われる企業価値を高めるための対話を行い、企業のSDGsへの取り組みを後押しします。
お客さまに経済的なリターンをお届けすると同時に、企業価値向上や社会的価値の創造に繋げていきます。また、同投資信託の運用で当社が受け取る信託報酬の一部を、〝企業版ふるさと納税〞として、地域の地方創生事業に寄附する仕組みを取り入れています。 -
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「志」プロジェクトについて、
どのような点に共感して賛同しましたか土井 当行では、2021年1月より、関西の金融機関で初めて、「グローバルESGバランスファンド (愛称)ブルー・アース」の取り扱いを開始しました。 近年、お客さまのESGやSDGsへの関心は高まっており、ご自身の資産形成においても、ESGを考慮した運用をしたいとお考えの方が増えております。
特に、同投資信託は「志」プロジェクトの寄附スキームを通じて、地域社会の課題解決にも貢献できることから、多くのお客さまに共感いただき、お持ちいただいております。
「志」プロジェクトを通じて、当行として、地域のお客さまの長期的な資産形成をお手伝いするだけでなく、地域社会に貢献したいというお客さまの思いを、寄附という形でお届けできることを大変嬉しく思っています。 -
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今回の寄附先である「子育てにやさしいまちづくり事業」に期待することは何でしょうか
小池 今回の寄附先である「子育てにやさしいまちづくり事業」は京都府さまの地方創生の中でも重要な事業とお聞きしました。こうした社会課題は京都府さまだけでなく、多くの地域で課題として認識されていることだと思います。
未来を生きるのは子どもであり、これからの世界を作り上げていく原動力です。「子育て環境日本一」に取り組む京都府さまの動きが、日本全体に波及し、課題の解決に貢献していただけることを願っています。 -
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京都銀行が京都府と共に取り組んでいる
事業についてお聞かせください土井 当行は、これまでも京都府さまの掲げる「子育て環境日本一」の目標に向け、チラシの配布など、府民へ子育て支援関連情報の周知を行ってまいりました。
また、昨年6月に発足した「京都府子育て環境日本一推進会議」に参画し、京都府さまの取り組みを府民にわかりやすくPRするとともに、商品・サービスなどを通じて各地域での子育てにやさしいまちづくり、風土づくりを支援してまいりました。
5月6日からは府内店舗で「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に係る京都限定「泣いてもかましまへん!」ステッカーの配布・ポスターを掲出し、「子育て環境日本一」に向けた啓発活動に努めております。
今後も、地元金融機関としてさまざまな形で、地域の皆さま・企業さまと一緒に、京都府さまの子育てにやさしいまちづくり、風土づくりに貢献していきたいと考えております。 -
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最後に、京都府民へメッセージをお願いします
土井 地域を取り巻く経済社会は、新型コロナウイルスによる影響で依然厳しい状況が続いていますが、こうした状況だからこそ、地域経済の発展に向けて、当行のコンサルティング機能を最大限発揮することで、持続可能な経済成長の実現に努めてまいります。
小池 地域の社会、経済、金融に大きな役割を担われている京都銀行さまと共に、「志」プロジェクトを通じて、資産形成や地域創生に貢献できることを大変嬉しく存じます。長期にわたって、京都銀行さまや京都府の皆さまと、資産運用を通して地域社会の課題解決のためにできることを考え、当社の取り組みが解決の一助になれるよう、引き続き努めてまいります。
※役職や記事内に記載の内容は対談時点のものです。
2022年6月14日 京都新聞掲載
記事体広告を基に野村アセットマネジメント作成
「グローバルESG バランスファンド(愛称)ブルー・アース」の交付目論見書はこちら