ESGファンドの考え方
当社では、ESG投資に関する手法のうち、「ESG統合」と「エンゲージメント・議決権行使」に加えて、その他の「サステナブル戦略」を積極的に活用しているファンドを「ESGファンド」と定義し、品質管理・情報開示の継続的な強化に取り組んでいます。
ESG関連規制等の動向により、「ESGファンド」の定義や対象ファンド、情報開示に対する方針等は今後変更になる場合があります。
GSIAが分類するサステナブル戦略の詳細はこちらをご覧ください。
※GSIA(Global Sustainable Investment Alliance):世界のESG投資額の統計を集計し、サステナブル投資を普及するための国際団体
ESG統合
最も広く普及しつつある手法で、投資先選定の過程で、従来考慮してきた財務情報だけでなく非財務情報も含めて分析をする戦略です。特に年金基金など長期投資性向の強い資金を運用するファンドなどが、将来の事業リスクや競争力などを図る上で積極的に非財務情報(ESG情報)を活用し、アルファ(市場平均よりも大きなリターン)を目指すために用いられることが多くあります。
エンゲージ
メント・
議決権行使
株主として企業に対してESGに関する案件に積極的に働きかける投資手法です。株主総会での議決権行使、日常的な経営者へのエンゲージメント、情報開示要求などを通じて投資先企業に対してESGへの配慮を促します。
※ただし、国債や地方債などの公共債のみに投資するファンドでは、エンゲージメントを実施していない場合があります。
その他の
サステナブル戦略
GSIAが分類するESG投資の7つの手法のうち、「ESG統合」、「エンゲージメント・議決権行使」を除いた、「ネガティブ・スクリーニング」「ポジティブ・スクリーニング」「規範に基づくスクリーニング」「サステナブル・テーマ投資」「インパクト投資」の5つのことを指します。いずれか1つ以上を活用していることを条件としております。
当社がESGファンドと定めているものは、目論見書や月次レポート、運用報告書などでファンドにおけるESG投資に関する情報を具体的に記載しております。
上記は2023年12月時点における当社の「ESGファンド」の考え方であり、今後のESGに関する変化やトレンド等に応じて見直される場合があります。