
アジア株式
アジアの『好』配当株への投資を通じて
アジアの魅力をお客様にお届けしたい
シニア・ポートフォリオマネージャー
吉光 直
吉光 直
シニア・ポートフォリオマネージャー
1997年に野村證券投資信託委託(現:野村アセットマネジメント)に入社。日本株のアナリスト業務や運用業務を経て、米国へ留学。卒業後は日本株運用業務を経て、2008年からは一貫してアジア株運用業務に東京本社とシンガポール拠点にて従事。アジア好配当株投信については2015年から現在に至るまで運用を担当している。
担当している運用戦略/代表ファンド
アジア好配当株投信
受賞情報
アジア好配当株投信
- R&Iファンド大賞2025 投資信託 アジア株式マルチカントリー部門 優秀ファンド賞
戦略のご紹介
企業の「配当」に着目して、アジア株式に投資します。「配当利回り」水準だけでなく、配当の源泉である企業利益や経営陣の株主還元姿勢等にも着目することで「中長期的な配当の継続性」も期待できるアジアの“好ましい配当利回りの銘柄”(=アジア高配当株ではなく、アジア『好』配当株)に投資する戦略です。
配当に着目することで以下のようなメリットがあると考えます。
(1)売られすぎた銘柄に安値で投資できる
(2)過熱投資や高値掴みを回避できる
(3)企業統治をモニターする目安になる
(4)株価の値上がりだけでなく配当の積み上げを加えたトータル・リターンの安定化が期待される
運用において大切にしていること
自分の「信念」を貫くことです。私は「中長期的に株価は企業の本源的な価値に収れんする」という信念を大切にしています。様々な要因で時に株価は乱高下しますが、本源的な価値以上に売られすぎた株価は中長期的には適正な水準に戻ってくるという信念を持って運用を行なっています。
配当に着目し、割安な水準でアジア好配当株へ投資する手法は、中長期の良好なリターンを生むと考えていますが、短期的には市場全体に劣後する局面もありました。例えば中国のIT関連株がブームとなった2017年、あるいは新型コロナウイルスの影響で未曾有の金融緩和が実施された2020年等には、グロース株が相対的に選好され苦戦しました。しかしそのような時でも「過熱した株価はいずれ適正レベルに下がり」、「売られ過ぎた銘柄の株価はいずれ適正レベルに戻る」という信念を持ち続け、その信念を愚直に実行できたことで、その後のマーケットでの良好な運用成績につながりました。短期的につらい局面があっても、自分の運用哲学、信念を貫くこと、これが運用において不可欠ではないかと考えます。
投資家の皆様へのメッセージ
「アジアの魅力をお客様にお届けしたい」そう思いながら運用しております。アジアにはまだまだ成長余力が残されており、国の成長余力の大きさの恩恵を享受できる企業、国を超えてグローバルに活躍できる企業、安定的な成長が見込まれるにも拘わらず過小評価されているような企業等、魅力ある企業も多々存在します。
アジアの好配当株に、配当利回り水準で見て割安な水準で投資することで、相場の荒波を乗り越えて、アジアの魅力をお客様にお届けしたいと思っております。
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