読んで明解!投資信託のキホン
為替とは?
為替の変動要因
世界の国や地域には、それぞれ異なる通貨があります。
日本では円、米国では米ドル、ユーロ圏ではユーロというように、国や地域によって使われる通貨は異なります。外国の通貨を使うには、自国の通貨を相手国の通貨に交換する必要があります。この通貨の交換を一般に「外国為替」といい、ある通貨を別の通貨に交換するときの比率を「為替レート」といいます。

- 上記は2025年4月の1日平均取引量に基づく。
- 通貨別シェアはBIS公表値に基づく。BIS原表では、外国為替取引が2通貨の組合せから成るため、通貨別シェアの合計は200%となる。本図では比較の便宜上、各値を2分の1している。
- 四捨五入により、合計が100%とならない場合がある。
- 出所:BIS(https://www.bis.org/), OTC foreign exchange turnover in April 2025
海外の株式や債券、リートなどに投資する場合、投資対象そのものの価格に加えて、為替レートの動きも円換算の資産価値に影響します。そのため、海外資産への投資では、為替の変動も重要なポイントになります。為替相場は、景気や金利、物価、貿易、政治・国際情勢、投資家心理など、さまざまな要因が重なり合って変動します。
金利
一般的に、金利が高い通貨は投資資金が集まりやすく、買われやすくなる傾向があります。一方で、金利が低い通貨は相対的に魅力が低下し、売られやすくなることがあります。ただし、為替相場は現在の金利だけでなく、今後の金利見通しにも影響を受けます。
景気・物価
景気が堅調な国の通貨は、企業活動や投資への期待から買われやすくなることがあります。一方、景気の減速や物価上昇への懸念が強まると、通貨の価値が下がる要因になる場合があります。
貿易・資金の流れ
輸出入や海外投資などによる資金の流れも、為替に影響します。たとえば、ある国の製品や資産を購入する動きが増えると、その国の通貨が買われやすくなります。
政治・国際情勢、投資家心理
選挙、政策変更、地政学リスク、金融市場の不安なども為替相場を動かす要因です。市場に不安が広がる局面では、投資家が比較的安全と考える通貨に資金を移すこともあります。

円高と円安
円高とは
円高とは、ある時点に比べて円の価値が高くなることです。たとえば、1米ドル=100円だった為替レートが、1米ドル=90円になった場合、円高・米ドル安になったといいます。同じ1米ドルを手に入れるために必要な円が少なくなるため、円の価値が高くなったと考えます。
円安とは
円安とは、ある時点に比べて円の価値が安くなることです。たとえば、1米ドル=100円だった為替レートが、1米ドル=110円になった場合、円安・米ドル高になったといいます。同じ1米ドルを手に入れるために必要な円が多くなるため、円の価値が安くなったと考えます。
為替変動リスク
外貨建て資産に投資する場合、為替レートの動きによって、円に換算した資産価値が変動します。このリスクを「為替変動リスク」といいます。たとえば、外貨建て資産の価格が変わらなくても、円高になれば円換算の価値は下がることがあります。反対に、円安になれば円換算の価値が上がることがあります。海外資産に投資する際は、投資対象の価格変動だけでなく、為替レートの変動も確認することが大切です。








