人生にはどれくらいお金がかかるの?

人生には様々なライフイベントがあります。
それぞれ、どれくらいお金がかかるのか見ていきましょう。具体的な数字を知れば、ゴールを明確にし、資産運用の計画を立てやすくなります。

人生のライフイベントとかかるコストのイメージ

人生のライフイベントとかかるコストのイメージ図

※1 結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用の総額の平均。※2 幼稚園~高校:学習塾などの学校外活動含む。幼稚園は3年間。大学:私立大学は施設設備費を含む。2年目以降の費用は、初年度の入学料以外がそのまま続くとして4年間で試算。生活費は含まず。※3 フラット35利用者を対象。戸建ては建売住宅。※4 結納、挙式、披露宴・ウエディングパーティ、二次会、新婚旅行の費用として親・親族から援助があった人の援助総額の平均。※5 ゆとりある老後生活費。夫婦ふたり。 (出所:「ゼクシィ 結婚トレンド調査 2021調べ」、文部科学省「平成 30 年度子供の学習費調査」等、独立行政法人 住宅金融支援機構「2020年度フラット35 利用者調査」、一般社団法人 日本自動車工業会「2007年度 乗用車市場動向調査」、生命保険文化 センター「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」、各種データを基に野村アセットマネジメント作成)
注:図表の数字は、四捨五入している場合があります。

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20代~

30代~40代

50代~

60代~

20代~

結婚費用

結婚には、結婚式費用以外にもお金がかかります。

結婚にかかる費用

  平均的な費用
婚約指輪 35万円
結婚指輪(2人分) 25.4万円
結納 18.4万円
結婚式※1 143.7万円
新婚旅行 29.9万円

表の数字は、四捨五入している場合があります。

※1挙式、披露宴、披露パーティーの平均。

(出所)「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」を基に野村アセットマネジメント作成

結婚にかかった費用の総額は、「300~400万円未満」と答えている方が多い結果となりました。
自分自身の給与のみで、これだけの金額を今すぐ用意できるでしょうか?

結婚費用総額※2

結婚費用総額の図

図表の数字は、四捨五入している場合があります。

※2結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用、首都圏エリア

(出所)「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」を基に野村アセットマネジメント作成

結婚式参列費

結婚する予定がない方でも、周りの方が結婚式を挙げた場合は参列費が必要です。例えば友人5人が結婚した場合、1人あたり3万円とすると、計15万円が必要です。

ご祝儀にかかる費用

  平均的なご祝儀額
友人 3万円
上司 4.4万円
親族 8.3万円

表の数字は、四捨五入している場合があります。

(出所)「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」を基に野村アセットマネジメント作成

30代~40代

子供の教育費

幼稚園から大学までの教育費は、いくら必要なのでしょうか?
以下は、幼稚園から大学までにかかる費用です。幼稚園から高校までは公立、大学は私立に進学した場合、約949万円かかります。子供が2人いる場合は、約1,898万円用意しなければなりません。また、子供が大学院や海外の学校への進学を希望した場合、更に資金が必要です。

幼稚園から大学までにかかる費用

  公立 私立
幼稚園
(3~5歳)
65万円 158万円
小学校 193万円 959万円
中学校 146万円 422万円
高校 137万円 290万円
大学 243万円 408万円
総額 784万円 2,237万円

表の数字は、四捨五入している場合があります。

大学は施設設備費を含みます。2年目以降の費用は、初年度の入学料以外がそのまま続くとして4年間で試算しています。大学時代の生活費は含みません。また、私立の項目では、文系の場合を示しています。

(出所)文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」()等を基に野村アセットマネジメント作成

自動車の購入費

20代のころは購入が難しかった自動車の購入も、30代になれば現実味を帯びてきます。
ただ自分が憧れているという理由だけでなく、家族が増え、必要性に迫られることも考えられます。早いうちから、準備しておかなければなりません。自動車の平均的な購入価格は、214万円※1といわれています。
また、自動車の買い替えの平均は7.1年間※2です。高齢になるほど足腰が弱り、車が手放せなくなることも考えられます。もし、30歳で初回購入し、60歳まで7.1年間ずつ自動車(国産)を買い替えたとすると、総額約904万円かかる計算になります。

※1(出所)一般社団法人 日本自動車工業会「2007年度 乗用車市場動向調査」

※2(出所)一般社団法人 日本自動車工業会「2021年度 乗用車市場動向調査」

保険料

生命保険の世帯加入率は89.8%※1となっており、30代の時点※2で、87.8%の方が何かしらの保険へ加入しています。
そして、保険に加入している1世帯当たりの払込保険料は、年間平均37.1万円※1といわれています。
30歳から70歳までの40年間、保険に加入したと仮定すると、1,484万円(37.1万円×40年)かかります。

※1公益財団法人 生命保険文化センター 「2021年(令和3年度)生命保険に関する全国実態調査」

※2世帯主が30~39歳の場合をさします。

ペットの養育費

人気のある犬・猫にかける年間費用は、以下の通りです。
たとえば15年間生きると考えると、犬の場合は約525万円、猫の場合は約255万円かかる計算です。

犬・猫の年間費用

  年間費用
35万円
17万円

表の数字は、四捨五入しています。

(出所)アニコム損害保険株式会社 「【2021最新版】ペットにかける年間支出調査」を基に野村アセットマネジメント作成

家族旅行費

子供もある程度大きくなり、家族旅行へ行って思い出を作りたい方も多いのではないでしょうか。しかし、家族の人数が増えれば、旅行費用も高くなります。
以下は、年代別に1人当たりの旅行費を表示しています。
例えば、4人家族※1の場合、国内旅行は約20.6万円、海外旅行は約109.4万円かかります。1人目の子供が6歳から19歳になるまでの計14年間、毎年1回旅行へ行った場合※2は、国内旅行は約263.3万円、海外旅行は約1,380.2万円かかります。

※140代の両親、10代の子供2人の場合を想定して計算しています。

※2同い年の両親が30歳の時に1人目、33歳の時に2人目を出産し、1人目の子供が6歳から19歳、2人目の子供が3歳から16歳になるまでの計14年間、4人で毎年1回旅行へ行った場合の合計を計算しています。

国内旅行費と海外旅行費

年代 国内旅行費
(1人当たり)
海外旅行費
(1人当たり)
9歳以下 3.3万円 15万円
10代 4.2万円 30万円
20代 4.4万円 21.3万円
30代 4.2万円 26.4万円
40代 6.1万円 24.7万円
50代 5.5万円 23.4万円
60代 6万円 25.4万円

表の数字は、四捨五入している場合があります。

(出所)国土交通省観光庁「旅行・観光消費動向調査 2019年1~12月期」、「旅行・観光消費動向調査 2022年1-3月期」()を基に野村アセットマネジメント作成

住宅購入費

マイホームの購入は、平均40.3歳といわれています。
住宅ローンを組むにあたり自己資金額(頭金)はどのくらい用意するのか、いくら借りて何年で返済するかなど、しっかりとした計画が必要です。首都圏のマンションにかかる平均自己資金額は、約830万円となっています。「40歳までに830万円」をゴールに資産運用を始めてみても良いのではないでしょうか。

住宅を購入している人たちの年代別構成

住宅を購入している人たちの年代別構成の図

四捨五入により、各内訳の合計が100%とならない場合があります。

実際の購入価格と自己資金額(頭金)

  全国平均 首都圏平均
購入価格 マンション 4,545万円 4,993万円
戸建て 3,495万円 3,923万円
自己資金額 マンション 758万円 830万円
戸建て 247万円 298万円

フラット35利用者を対象。戸建ては建売住宅。

表の数字は、四捨五入している場合があります。

(出所)独立行政法人 住宅金融機構「2020年度フラット35利用者調査」を基に野村アセットマネジメント作成

50代~

子供の結婚のお祝い金

平均で約75.5%が、結婚費用に対する親からの資金援助があったと答えています。
具体的な援助額は、平均で179万円です。2人子供がいる場合は、358万円必要という計算になります。
子供の結婚を快くお祝いできるよう、セカンドライフ資金に加えて用意しておかなければなりません。

(出所)「ゼクシィ 結婚トレンド調査2021調べ」。四捨五入している場合があります。

60代~

セカンドライフ費用

セカンドライフも住居費がかかる場合、またライフイベントにかかる費用(旅行、趣味など)を考慮すると、ゆとりある生活を送るのに必要な金額は、夫婦で月額平均36.1万円※1といわれています。
年金だけでゆとりあるセカンドライフは送れるでしょうか?夫婦2人分の標準的な年金額※2は、21.9万円※3といわれています。

セカンドライフを60歳から90歳の30年間と仮定し、65歳から年金の受け取りを開始すると、65歳から90歳までの25年間の年金受給額は約6,570万円(月額21.9万円×25年間)、ゆとりあるセカンドライフの必要資金の約12,996万円(月額36.1万円×30年間)から約6,426万円不足します。

ゆとりあるセカンドライフにはいくら必要?

ゆとりあるセカンドライフにはいくら必要?の図

図表の数字は、四捨五入している場合があります。

※1(出所)公益財団法人 生命保険文化センター 「令和元年度 生活保障に関する調査」

※2老齢基礎年金を含みます。また、平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準です。

※3(出所)厚生労働省「令和4年度の年金額」(

一連の支出に備えるために、早いうちから資産運用を始めることが大切です。