小売売上高

米国

毎月発表

米国商務省が毎月公表する小売売上高は、百貨店を含む小売・サービス業の売上高を示します。米国の個人消費がGDPの約7割を占めることから、この指標は米国の景気に大きな影響を及ぼす重要な指標です。

クリスマス商戦の時期(11月~12月)は、年間で売上が最も集中する期間です。ブラックフライデーやサイバーマンデーの売上データは、消費動向を理解するうえで参考になります。

米国において、多くの人々が休暇を取り、家族や親しい人々と過ごす伝統的な行事である感謝祭(Thanksgiving)は11月の第4木曜日に祝われる祝日です。ブラックフライデーとは、感謝祭の翌日にあたる金曜日のことで、大規模なセールや割引イベントのことを指します。米国ではこの日がクリスマスシーズンの買い物のスタートとされており、この日に売り上げが伸びて「黒字」になることを期待されていることからブラックフライデーと呼ばれています。一方、サイバーマンデーは感謝祭後の月曜日を指し、主にオンライン販売に焦点を当てたセールであり、主にデジタル製品がセールの対象となります。