GDP成長率(国民経済計算)

日本

四半期発表

GDPとは国内総生産とも呼ばれ、国の経済全体の規模や活動を数字で表したものです。国内で生産された財(製品など)や(提供される)サービスなどの金額の総計を算出します。GDP成長率はGDPが前の期と比べてどのくらい変化しているのか数値化したもので、経済成長率と呼ばれ国の経済力や成長状況を把握するための重要な指標です。日本の場合、内閣府が3ヵ月に1度(2、5、8、11月)発表します。

GDPには名目と実質の2つの指標があります。
名目GDPは実際に取引されている価格で算出され、物価の変動も反映されたものです。たとえば、為替の変動や原材料の価格変動などによって物価が上昇すると、商品やサービスの価格が上昇し、結果としてGDPも増加します。これはインフレによる増加でもあり、実際の経済成長だけを示すものではありません。一方、実質GDPは物価の変動を考慮した経済活動を示し、経済の成長や縮小を反映します。経済の状況や目的に応じて、名目GDPと実質GDPを総合的に考慮することが重要です。

(出所)内閣府(