今だから考えたい。
海外投資と為替のはなし。
為替変動の影響は、なくならないの?
為替の影響が気になるわ。
海外旅行の時も、為替は大事だもの。
為替変動の影響を低減する
「為替ヘッジ」という方法があります。
「為替ヘッジ」という方法があります
為替変動リスクは、将来の為替がいくらになるか分らないために生じるリスクです。
そのリスクを避けるには、「今の時点で、あらかじめ将来の為替を予約して確定させることで、為替の影響を受けないようにする」という方法があります。これを「為替ヘッジ」といいます。「ヘッジ」とは、防ぐなどの意味があります。
単に「為替ヘッジをする」という場合は、一般に、自国の通貨(日本の投資家にとっては円)で為替変動リスクを低減することを指します。
・上記はイメージ図です。海外債券に投資する場合について説明していますが、すべての投資リスクを説明しているわけではありません。
「為替ヘッジ」をすると為替差損が低減できます
為替ヘッジをしない場合は、為替変動の影響を受けるため、円高になれば為替差損が、円安になれば為替差益が発生します。
一方、為替ヘッジをすると、為替変動の影響が抑えられるため、円高になれば為替差損を低減することができますが、円安になっても為替差益を享受できません。
・上記はイメージ図です。
「為替ヘッジ」をすれば基準価額が動かないということではありません
「為替ヘッジ」をする投資信託に投資する場合、為替ヘッジによって為替変動リスクを低減しても、投資している資産の価格変動リスクは残りますので、基準価額が動かないということではありません。
しかし下のグラフの例で見ると、「為替ヘッジ」をしない場合と比べ、「為替ヘッジ」をする場合のパフォーマンスはなだらかな動きとなりました。
・上記は過去のデータであり、将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。
・為替ヘッジをしない:円換算ベース、為替ヘッジをする:円ヘッジベース。
【使用した指数について】
新興国国債(米ドル建て):JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル
◎「JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・グローバル」は、J.P. Morgan Securities LLCが公表しているエマージング・マーケット債を対象としたインデックスであり、その著作権および知的財産権は同社に帰属します。
(出所)JPモルガンのデータを基に野村アセットマネジメント作成
為替変動リスクを低減するには、
「為替ヘッジ」という方法があります。