100歳以上の「百寿者」は過去最多を更新
資産運用研究所レポート『100年人生の歩き方』
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- 100歳以上の人口は86,510人となり51年連続で過去最多
- 2047年には50万人を突破するとの予測
51年連続で過去最多を更新
厚生労働省は、100歳以上の長寿者(以降、百寿者)に関する統計を毎年9月に発表しています。2021年9月1⽇時点の住民基本台帳によると、100歳以上となる⽇本の人口※1(以降、百寿者人口)は、昨年より6,060人増えて86,510人となりました。この数値は、統計開始以来51年連続で過去最多を更新するものです。女性の百寿者人口は76,450人と全体の88%を占めています。男性は女性に比べて少ないものの、今回の統計で初めて1万人を超える10,060人となりました。
※12021年9月15⽇時点における年齢を基礎として、100歳以上の数を計上したもの
100歳到達者は43,633人
100歳を迎える方には、内閣総理大臣からお祝いがあることはご存知でしょうか?今年は43,633人に対して、100歳を表彰するお祝い状と記念品の銀杯が贈られます※2。
※2厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/)「百歳の高齢者へのお祝い状及び記念品の贈呈について」
「百寿者」が当たり前の時代へ
「百寿者」は英語では「センテナリアン(centenarian)」と呼ばれ「1世紀以上を生き抜いた」という意味があります。⽇本の百寿者人口は、団塊の世代(1947年~1949年生まれ)が100歳を迎え始める2047年に50万人を突破し、その2年後の2049年には65万人を超えると予測されています。多くの人が100歳を迎える将来に向けて、資産の寿命も気にする必要がありそうです。